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診療活動の特色

当院は、直診区域(身延町・早川町)の老齢人口比率が38%を超えようとしている典型的な山村過疎地域にあり、加えて他に医療機関がないことから、その活動範囲も予防衛生活動から二次医療まで広範多岐にわたっている。
住民の医療ニーズはより高度な医療を病院に求め、同時に昔ながらの時間にとらわれない診療、往診、電話による投薬依頼などを要求されており、当院も最大限の努力でこれに答えようとしています。当院を取り巻く地域環境から、必要に迫られて実施している業務を列記すると、

1無医地区出張診療

開設以来、途中医師不足のため中断はあったものの一貫して実施している。
56年度僻地中核病院の指定を受けてからは出張個所数を増やし、月曜日から金曜日まで出張診療を実施している。(旧中富地区2地区・早川町6地区)
平成17年4月からは旧下部地区3地区を増やし、現在は早川の硯島を加え計12地区になっております。
(平成22年度実績 689回、延人数9,834人)

2訪問看護などの在宅支援

訪問看護ステーションを平成11年12月に開所し、併せて居宅介護支援事業所を開所した。その後、平成12年5月にはヘルパーステーションいいとみを開所し、在宅支援の拠点としている。

3学校医、各種予防注射など公衆衛生活動

開院以来旧中富地区、早川町の公衆衛生業務の一切を請負っている。平成17年4月から旧下部地区も請負っている。

4老健施設の併設

老齢人口比率が突出している地域にある病院として、平成7年4月に老健施設54床(うち痴呆30床)、通所20を開所し、医療の必要のない人の入所施設として、また在宅患者を支援する施設として、なくてはならないもになっている。

5在宅医療支援センターの併設

在宅患者の医療・介護の充実を図るため、福祉と医療のネットワークが有機的に連携するための調整支援機関として、平成23年4月15日「峡南在宅医療支援センター」が開所。
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